クルマのUI/UX・デザイン評価で大変革期を勝ち抜く

  • TOBII
  • 5 分

Woman driving a car with Tobii Pro Glasses 3

自動車開発でこんな課題はありませんか?
「ドライバーの行動や嗜好を客観的に評価したい」

自動車業界は今、100年に1度の大変革期を迎えていると言われています。そのカギを握るのがCASEで、コネクティビティ(Connectivity)、自動運転(Autonomous)、シェアードサービス(Shared & Service)、電動化(Electric)という4つの頭文字から取った新しい技術やサービスの進展です。車は単なる移動の手段から生活の一部として使われるようになり、新たな価値や体験をユーザーに与えてくれるようになります。こうした中で、自動車開発で求められているのが、UI/UXの向上と、ドライバーの行動・感情評価です。そのために、ドライバーの行動や嗜好を主観にとらわれずに、いかに客観的に評価するかが重要になっているのです。

今しなければならないことは何か?
「視線計測に生体計測を組み合わせ、UI/UX評価に活かす」

車載機器開発にあたっては、ドライバーにとって見やすく、直感的に理解でき、使いやすく、運転中に意識を向けなくても操作ができるかが重要となります。加えて、車載インフォテインメントの発展に伴い、ドライバーや同乗者の車内空間での過ごし方も大切です。クルマの内装・外装をどう感じたのか、「広い」「心地よい」「かっこいい」など、個人の感性をよりよいクルマの開発に生かすことが必要となります。そのために有効なのが、視線計測に心拍・脳波・発汗などの生体計測を組み合わせた、定量的なドライバーの行動・嗜好の把握です。そうすることで、コックピットの操作性や視認性の評価、内外装のデザインや乗り心地、快適性の評価に活かすことができるのです。

アイトラッキング(視線追跡・視線計測)はなぜ優れているのか?
「「主観的」な把握から「客観的」な把握へ」

アイトラッキングはドライバーの注視点を可視化・数値化することができます。加えて、視線動画を見ながらのインタビューや生体データ(脳波、発汗、心拍、筋電、圧力、動作等))を取得することで、ドライバーは「どこを見ていたのか」「なぜ見たのか」「そのときどう感じていたか」、無意識の中にあった行動とそれに伴う感情を把握することができるようになります。生体複合計測によって被験者の生体反応を取得することで、従来のアンケートやインタビュー調査では引き出せなかった「ホンネ」も抽出できるようになるのです。トビー・テクノロジーでは、機材だけでなく、生体複合計測の調査設計から分析までワンストップでご提供しています。

A heat map of the gaze shows a woman touching a navigation system during driving.

トビー・テクノロジーだからできることとは?
「事例:トヨタの自動車ショールームで消費者の購買行動を明らかに」

トビー・テクノロジーでは、トヨタ・カナダにおいて、人々がどの車を買うか決める時に、何を見ているか理解したいというトヨタの依頼を受け、調査を行いました。参加者にアイトラッキングを着用してもらい、ショールームで何に注意を払っていたか、何をどのくらいの時間注視していたか、何を無視したかを記録。その結果、車の特性、ウィンドウのステッカー、プロモーション用品、デジタルディスプレーといった個々の要素を見るのにどのくらい時間をかけていたか、それらの間でどのように注意を振り分けていたか、参加者の注意と行動についての重要な情報が明らかになりました。調査結果は、今後の新たなショールームの設計や設立、販促物の種類、配置などに活かされていきます。

詳しくはこちら 「トヨタの自動車ショールームにおける購買者行動の調査

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