眼球運動の分類(停留フィルタ)

Eye movement Tobii Pro Studio Tobii Pro Lab

Rawデータをそれぞれの関連する眼球運動に分類することは、アイトラッキング調査の重要なプロセスです。このページでは、Tobiiのアイトラッキング分析ソフトウェア(Tobii  Pro Studio もしくは Tobii Pro ラボ)で眼球運動がどのように分類されるかを簡単に説明します。

レコーディング中、アイトラッカーはサンプリングレート(Tobii Proアイトラッカーの場合は60、120、300、1200Hz など)に従い、眼球運動データを収集します。各データ(タイムスタンプ及びX、Y座標 等)は、アイトラッカーに接続されたコンピュータ上で実行されている分析用のアプリケーション(Tobii  Pro StudioやTobii Pro ラボ 等)へ送られます。これらのRawデータは、データを視覚化し解釈するために停留などそれぞれの眼球運動に分類され、調査で使用された視覚刺激に重ね合わせられます。データをフィルタリングすることで、処理対象となるアイトラッキングデータ量が大幅に削減されますので、研究課題に必要なデータの分析に専念することが出来ます。フィルタのその他の使用例としては、データが有効であるか確認することです。眼球の位置データがない、またはシステムが片眼だけを記録し、それが左目か右目かを識別できず、最終的に視点を推定できない場合は、そのデータを破棄します。

Tobii Pro Studioには、Rawデータを停留にグループ化するための停留フィルタが3種類あります。Tobii Pro ラボには1種類の停留フィルタを用意しています。これらのフィルタは、Rawデータが同じ停留に属しているかを計算するアルゴリズムで構成されています。これらのアルゴリズムの背後にある基本的な考え方は、「2つの視点が互いにあらかじめ定義された最小距離内にある場合は同じ停留点とする(Tobii FixationフィルタとClearView Fixation フィルタ)」、もしくは「特定のしきい値を下回る速度を持つ場合は同じ停留点とする(Tobii I-VT フィルタ)」の二つです。つまり、被験者の眼球が比較的静止している場合を停留とする ということになります。

動画でさらに理解を深めていただけます※英語音声

Tobii Pro I-VTフィグゼーションフィルターの詳細は以下リンク先のWhitepaperをダウンロードしてご参照ください。

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