このセクションではアイトラッカーの仕組みについて説明します。
2020年6月2日に最新ウェアラブルアイトラッカー「Tobii Pro グラス3」を発売いたしました。
Tobii Pro グラス3について詳しく見てみる
アイトラッキングは、個人の視覚的注意を研究する方法として長く使用されてきました。眼球運動を計測するにはいくつかの手法がありますが、眼球に直接接触しないアイトラッカーでは、一般的に「角膜反射法」(PCCR)が用いられています。
基本的なコンセプトは次の通りです。角膜上に光の反射点を生じさせ、その画像をカメラで撮影します。撮影された眼球の画像から、角膜上の光の反射点と瞳孔を識別します。光の反射点やその他の幾何学的特徴を基に眼球の方向が算出されます。
Tobiiのアイトラッキングシステムは従来の角膜反射法(PCCR)に改良を加えた技術です。(米国特許 US7,572,008)
近赤外のLEDによって角膜上に生成された反射パターンをアイトラッキングカメラで取得します。高度な画像処理アルゴリズムと眼球の生理学的3Dモデルを使用して空間中の目の位置と視点を高精度で推定します。
次の図はスクリーンベースタイプのアイトラッカーの仕組みについて解説しています。基本的には「近赤外LED」、「アイトラッキングカメラ」および「画像検出、3Dアイモデル、視線算出アルゴリズムを含む演算処理装置」という構成になっています。
次の図はウェアラブルタイプのアイトラッカーの仕組みについて解説しています。スクリーンベースタイプと同様に、「近赤外LED」、「アイトラッキングカメラ」および「画像検出、3Dアイモデル、視点算出アルゴリズムを含む演算処理装置」によって構成されています。