製薬の包装ラインにおけるラインクリアランス

「たった1つの間違いが、致命的」、世界140ヶ国以上の医薬品を扱う世界最大の製薬会社のITコンサルタントが述べています。 本事例は、重要な医薬品やワクチンを提供する業界のものですが、評判や信頼性に基づいて事業を展開している他の何千もの業界にとっても非常に興味深い事例となっています。

 機密情報を扱う製薬会社は、厳しい検査手続きを検討すべきだと考えており、包装ラインでの検査作業調査をTobii Pro のアイトラッキング調査サービスを活用しました。
パッケージラインでの検査手順、主に、オペレーターが「ホットゾーン」を検査する方法、つまり検出されなければ別のバッチに回る可能性がある薬剤をチェックする包装ラインの領域を調査対象としました。

Pharmaceutical Packaging Line Clearance

6人の作業者にTobii Proグラス2を15〜30分間装着してもらい、日々の検査作業を行った後取得した視線データを解析して、彼らの注意が向けられた箇所を正確に把握しました。製薬会社ではこれまでビデオを使用し、作業を録画していましたが、アイトラッキングにより、オペレータが目視している正確な場所を特定しました。
「私たちが作業プロセスでホットゾーンとして指定したものはかなり興味深かったが、一部の作業員は見ていなかったことが明らかになった。 この事実から、検査作業の訓練内容を即座に変更し、オペレータがスキャンしなければならないRFIDタグをインストールして、次のバッチで材料が混ざらないように全てのホットゾーンをチェックするようにした。」とITコンサルタントは述べています。

またアイトラッキングは、ワークフローを改善するための措置がどこにあるのかを明らかにすることが可能です。
「検査作業において、オペレータの検査時間が長い箇所があった。つまりその作業箇所に何か原因があり、もっと簡易化する必要があることを示している。」と述べています。
製薬会社はお手本となる作業内容を記録するビデオを作成し、現状の作業との比較を行い、今後の検査工程改善のために活用していきます。

 このようにアイトラッキングを活用した調査は、現場での効率化、生産性の向上、作業者のトレーニング時間の短縮に効果的です。
多くの企業は、効率の悪いトレーニングにより、新人研修の費用が増し、生産性が大幅に低下しています。今回の調査は品質保証に重点を置いていますが、こうした費用面においても改善できる可能性があります。

アイトラッキングは、他の方法では把握できない"オペレータが何を見ているか”を正確に捉えることができます。 今回の調査のおかげで、私たちは検査作業とトレーニング手順を改善することができました。

Business IT Consultant, An American Pharmaceutical Company

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