スポーツ分野での研究

スポーツ分野において、アイトラッキングは、アスリートの個々の能力を知ることや、注意集中、視覚探索、起動推測、ハンドアイコーディネーション(視覚で得た情報から行動に移すまでの脳神経のプロセス)などにおける欠点を見つけるといったことに使われています。

アスリートのトレーニング改善とパフォーマンス向上のためのアイトラッキング活用

  • エキスパートのアスリートと初心者が、何を見て判断しているか、視覚探索の比較
  • アイトラッキング調査からトレーニング方法の確立 – トップアスリートの視線から、良い動きを定義し、ビデオチュートリアルに落とし込むなどトレーニングの効率化図るツール開発
  • トレーニング時間の短縮 – 個人の能力を知り、個々に合わせてトレーニングプログラムを最適化し効率化を図る
  • 起こりうる怪我を予測し、回避するためのトレーニングプログラム
  • クワイエットアイを鍛えることで、中心視が大事な場面でのパフォーマンスを上げる

アイトラッキングは次のスポーツ分野で利用されています。

  • サッカー
  • 卓球
  • 馬術
  • ホッケー
  • 野球
  • バスケットボール
  • アメリカンフットボール
  • フェンシング
  • テニス
  • 陸上競技
  • マウンテンバイク
  • ゴルフ

  • アメリカンフットボール
  • フェンシング
  • テニス
  • 陸上競技
  • マウンテンバイク
  • ゴルフ

ゴールキーパーの戦略の強化

スウェーデンのアイスホッケーの最高峰リーグのチームHV71のゴールキーパーコーチ、ウィリアム・ラーム(William Rahm)氏は、指導の中にアイトラッキングを取り入れました。アスリートのリアルな目線と視覚探索を知るため、クラブのトップゴールキーパーにTobii Proグラス2を装着して通常のトレーニングを行いました。

アイトラッキングは計測後すぐに視線のパターンをリプレイし、潜在意識下の行動を解明しフィードバックを行うことができる有益なトレーニングツールです。個々のパフォーマンスについての貴重な洞察は、成長曲線を効率的に短時間で高めるためのトレーニングプログラムの構築のベースとして活用できます。

F1ドライバーの視線計測

F1 ドライバーのNico Hülkenbergは世界で最も才能のあるモータースポーツドライバーの1人であり、現時点ではサハラフォースインドチームに所属しています。
彼の反応時間と視覚的基準点を調べるため、彼はイギリスのシルバーストーンサーキットで運転している間、tobii Pro グラス2を装着してもらいました。

アイトラッキングを使用することで、ドライバーの視界が前輪によって妨げられ、Hülkenbergは限られた視覚情報を使いながら意思決定を強いられることが分かりました。
道路、カーブ、エイペックス(コーナーの内側の頂点)の箇所を集中してみています。車輪の回転数カウンターから情報を得るためにのみ、彼は周辺ビューを確認しています。

スキーのパフォーマンス評価

このビデオでは、スポーツ分野におけるアイトラッキングの活用法、今回はスキーのトレーニングツールとして使用しています。

スキーヤーにTobii Pro グラス 2を着用してもらい、コーチは彼の視線データを見てパフォーマンス評価を行います。

才能の判断

眼球動作は、そのままスポーツ能力に影響します。このために、生まれ持った焦点動作や軌道判断能力の測定が、その人が持つ潜在能力の判断において大きく寄与します。トレーニングセッションでの視線映像を見ることで、すぐにアスリートの探索能力や、逆にもっと重要なその能力の欠如を明らかにすることができます。アイトラッキングにより、トレーニング中とストレスのかかる環境下での焦点の違いをはっきりさせることができます。うまくできなかった点を把握することで、トレーナーは一貫したトレーニングを行い、欠点の克服がもっと簡単になります。

特にチームスポーツにおいて、競技中の選手の周囲環境の捕らえ方を把握することで、スポーツにおける成功のキーポイントがもっと見えてきます。

スポーツ心理学におけるアイトラッキング利用

これは、私たちのお客様であるデュービン大学心理学研究科の映像です。アイダン・モラン教授は、プロアスリートと初心者との心理プロセスの違いを把握するための、集中的なアイトラッキング研究について説明しています。このデータは、次世代のプレーヤーを育てるコーチにとって役に立つでしょう。

製品およびサービス

Tobii Proでは、様々な状況での人間のパフォーマンスを研究するためのハードウェア、ソフトウェア、使用方法のトレーニング、サポートを取り扱っています。研究室でも現実世界でもフレキシブルに使用可能なソリューションを提供しています。

ライブビューなどの簡単に使える機能から、定性調査・定量調査といった、より深い分析まで、幅広い製品を取り揃えています。

Tobii Pro グラス 2

Tobii Proグラス2は現実世界やシミュレータでの調査に使用する理想的なアイトラッカーです。軽量で邪魔にならず、被験者の自然な行動を計測します。指導方法の改善、熟練者から初心者への技術伝承の促進、スポーツ全般のトレーニングプログラムの最適化ツールとして一般的に使用されています。ヘルメットに装着して使用可能なエディションもあります。

Tobii Proグラス2の詳細はこちらから

Tobii Pro VR インテグレーション

アイトラッキング機能を搭載したTobii Pro VRインテグレーションはアスリートのトレーニングを次なるレベルに引き上げます。VRとアイトラッキングのコンビネーションは、氷の上やサッカー場など、完全に操作可能な環境をいつでもどこでも用意でき、どこを見ていたかを知ることが出来ます。アスリートを危険にさらすことなくトレーニングの促進、状況判断能力の向上が期待できます。

Tobii Pro VRインテグレーションの詳細はこちらから

Tobii Pro VR Integration based on HTC Vive HMD for behavioral research in immersive virtual environments
A laptop with Tobii Pro Lab software, E-Prime

Tobii Pro ラボ

Tobii Proラボはアイトラッキングデータと一緒に他の様々な生体計測器からのデータを取り入れての行動解析ができる総合的な生体計測ソフトウェアです。視覚刺激の呈示デザインからレコーディング、結果の可視化、解析までの実験プロトコル全体をサポートする使いやすいソフトウェアで、他生体計測器との同期機能も備えています。直感的に操作できるので、研究のワークフローの効率を向上させます。

Tobii Pro ラボの詳細はこちらから

調査サービス

Tobii Proの経験豊富な調査サービスチームは実験デザインやデータ収集オペレーション、分析、レポートまでのフルサービスを提供することで、お客様がスポーツやその他の様々な分野での調査・研究をサポートしています。

ご予算やニーズに合わせて相談可能なので、お気軽にご連絡ください。

調査サービスの詳細はこちらから

レクチャー

アイトラッキングシステムのインストールや使い方を学ぶための2時間のトレーニングを用意しております。ハードウェア、ソフトウェアの基本的な理解とシステムの使用方法がマスターできます。

導入後のレクチャーもサポートしますので、お気軽にご相談ください。

レクチャーの詳細はこちらから

事例

サーファーの視線パターンを分析

ビジョン・イン・モーション(VIM)という名前で、スポーツ科学のさまざまな分野の研究者が、既存の研究構造を組み合わせて、アイトラッキングとモーション分析の技術の両方を使用したサーフィンにおける知覚認知の専門知識を研究しました。得られた知見は、彼らの知覚および行動パターンを最適化することによって選手のパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。 続きを読む

Swiss Ice Hockey Association

Swiss Ice Hockey Associationが実施した研究において、アイトラッキングが、アイスホッケーのシューティングの際に物理的なタスクの実行中に視線の動きを研究するために使用されました。研究では、シューティングスキルを向上させるためのトレーニング方法を開発するために使用され、成功率の高いシューターの視線の動きを調査し、新たな洞察を生成しました。 続きを読む

  • Medenica, Z., & Kun, A. L. (n.d.). Data Synchronization for Cognitive Load Estimation in Driving Simulator-based Experiments (pp. 92–94). Presented at the Adjunct Proceedings of the 4th International Conference on Automotive User Interfaces and Interactive Vehicular Applications (AutomotiveUI’12).
  • Martin, C., Cegarra, J., & Averty, P. (2011). Analysis of Mental Workload during En-route Air Traffic Control Task Execution Based on Eye-Tracking Technique. In D. Harris (Ed.), Engineering Psychology and Cognitive Ergonomics (pp. 592–597). Springer Berlin Heidelberg. Retrieved from http://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-642-21741-8_63
  • Nocera, F. D., Camilli, M., & Terenzi, M. (2006). Using the Distribution of Eye Fixations to Assess Pilots’ Mental Workload. Proceedings of the Human Factors and Ergonomics Society Annual Meeting, 50(1), 63–65. https://doi.org/10.1177/154193120605000114
  • Dehais, F., Causse, M., & Pastor, J. (2008). Embedded eye tracker in a real aircraft: new perspectives on pilot/aircraft interaction monitoring. Presented at the Proceedings from The 3rd International Conference on Research in Air Transportation. Fairfax, USA: Federal Aviation Administration.
  • Marshall, S. P. (2009). What the Eyes Reveal: Measuring the Cognitive Workload of Teams. In V. G. Duffy (Ed.), Digital Human Modeling (pp. 265–274). Springer Berlin Heidelberg. Retrieved from http://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-642-02809-0_29

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