視線の指す場所が記録され、そのままコンピュータ操作のインプットとなります。この分野の研究者たちは、今よりさらに便利で斬新なヒューマンコンピュータインターフェースの開発を行い、障害のある方も含めたユーザーの役に立てようとしています。
人間の注視点は、それ単体、またマウス、キーボード、センサー等のほかのデバイスとの組み合わせにより、様々なユーザーインターフェース操作手段となり得ます。
視線操作研究の大きなテーマの1つが、入力のため目だけが頼りとなる障がい者のためのヒューマンコンピュータインターフェースを実現できる、もっと便利で斬新な手段を開発することです。
また他に、HCI分野へのリアルタイムでのアイトラッキングデータのさらなる活用により、ユーザインターフェースの改良、革新を目指す研究も行われています。
アイトラッキングによりユーザーの行動への評価ができます。たとえば、ユーザー作業の効率性(例えば読解)、注視パターン、様々なものに対する関心度、疲労、および問題解決思考などです。アイトラッキングで得たデータは、インターフェースへの入力としてそのまま活用できます(例えば、スクロール、注視位置の拡大表示、画面上の重要な変化・情報やそれらが見逃されたときの強調表示)。
バーミンガム大学では、交通制御室のオペレータの調査のためにアイトラッキングを活用しています。彼らがどのように交通管理を行い、様々なセンサー技術や蓄積データから得られる雑多な情報に基づいてどのように判断しているのかを調査しました。詳しくはこちら。 続きを読む
Tobii Proでは、研究室あるいは実環境でのユーザビリティテスト用アイトラッキングソリューションを提供しています。様々なプロジェクトで、テスト施設のような管理された環境を用いることで、一貫した研究条件とエクスペリエンスの観察機能が実現できます。利用コンテキストが非常に重要な調査などでも、管理された環境を利用することでメリットがあります。
私たちは、それを実現できるハードウェアおよびソフトウェアを提供しています。独自にテスト機能施設やアイトラッキングシステムを構築したいお客様に対しては、トレーニングやサポートも合わせて提供可能です。
サービスとして一括で利用したいという研究者の方々・企業様へは、アイトラッキングを中心としたユーザビリティテストサービスチームが、課題抽出・仮説立案、調査設計からモニタ集め、実査、データ処理、データ分析・レポートまでのすべてをサポートいたします。 続きを読む