トビーのアイトラッキング調査で、消費者が自動車を購入する際に、世代間の差異やショールームでのレイアウトがどのような影響を与えるかが明らかになりました。
ショールームを見学することは、自動車の購入プロセスにおいて最も重要な事柄の1つです。あらゆる角度から自動車を実際に見ることで、購買意欲が高まります。自動車の購入にあたり、いかにショールームが影響をもっているかを理解するために、Dx3 CanadaとToyota Canadaの二社と連携し、ショールームの調査を行いました。
ホワイト・ペーパー「注意を喚起するための注意:自動車の視線追跡分析(全文英語)」をダウンロードする場合は、をクリックしてください。
結果:自動車のブランドが消費者の購買意欲に影響を及ぼすのはたった20秒間であり、ショールームからのすべてが購買意欲に影響を及ぼすわけではありません。
主な調査結果は次の通りです。
- タッチスクリーン、ブランドアンバサダーなどの他の要素よりも車体がまず興味を持たれます。消費者は車の内装と外装を平均して約30秒を見ていました。
- 自動車の内部は最も注意深く観察され、コンソール、ギアシフト、計装は被験者の注意の70%近くを占めていました。
- 車両の外側を歩き回るときは、消費者の視線は主に車の側部のボディラインと、審美的な特徴に焦点を当てていることが判明しました。
- ミレニアル世代の多くは、年配の消費者と同じ素材と特徴を見る傾向がありました。
しかし、年配の消費者はショールームにあるテキストベースの販促物をくまなく確認する一方、ミレニアル世代はタッチパッドなどインタラクティブなディスプレイに重点を置いていました。
- すべての販促資料は、大きな影響を及ぼすほど長くは見られていませんでした。
逆に、デジタルスクリーンとインタラクティブディスプレイは高いレベルのエンゲージメントを持ち、販促物のうち消費者の注意の約50%を占めていました。
- 情報資料は洗練されたものである必要はありませんが、適切な配置が必要です。最もよく見られる特徴は、自動車の重要な安全機能を強調した独創的な販促物である「セイフティタワー」です。この販促物はショールームの中心に配置され、消費者から注目を集めました。