アイトラッキングは、眼科医が眼球運動と眼球運動障害の理解を深め、眼疾患の予防や診断、そして治療のための臨床手段を開発するのに役立っています。
アイトラッキングにより、研究者は眼球運動の力学を研究できるようなりました。診断に有用な疾患特有の病態を明らかにするために特に有効です。この客観的かつ定量的なデータは、正常者のデータとの比較を行う基盤となり、そこから研究者は、疾患の診断・鑑別に有効な変化を見出すことができます。
カーディフ大学の視覚科学部では、Tobii Pro グラス2を使って視力に問題のある人々の眼の動きを研究しました。研究者は、周囲の環境がどのように視力低下に影響を及ぼしているのかを把握することができました。 続きを読む
オーストラリアのメルボルン大学の視覚科学部では、眼球運動の障害、特に眼振に対して、アイトラッキングが確実な診断ツールとして使えるかどうかの可能性を研究しています。 続きを読む